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法廷停電とは?トラブルを防止する方法を解説

2021年09月14日 賃貸オフィス役立ちコンテンツ

法廷停電の担当者は、法廷停電とはどのようなものなのか理解しておきましょう。とくに、初めて担当者になった人は、手順や注意点を理解するようにしてください。また、引き継ぎの際に情報が共有されていないとトラブルの恐れがあります。専門業者に任せきりにしないで、基礎知識を理解しておきましょう。

法廷停電とは?

法廷停電とは、保安規定に従い全館停電させ、点検することです。電気設備は安全に使えるよう、法律で定めがあります。その規定が保安規定です。

たとえば、オフィスビルなど600ボルトを超える発電設備がある事業所では、電気事業法第42条の保安規定があります。電気事業法第42条では、定期的に自主点検することが義務付けられています。点検内容は事業者ごとに決めることが可能で、その基準内容に沿って全館を停電させ点検させるのが、法廷停電です。

オフィスビルなどで年1回全館停電するのは、法廷停電のためです。事業者ごとに点検内容が違うのは、電気設備の規模や種類が異なる理由があります。それぞれ作成した点検内容に従い、保安規定で定めのある頻度で法廷停電が実施されています。

なぜ法廷停電が必要なのか?

オフィスの電気設備を定期的に点検する理由は、何もしないとトラブルの恐れがあるためです。

データが飛ぶ恐れ

何らかの問題で急に電源が落ちれば、サーバーやパソコンのデータが飛ぶかもしれません。オフィスでは多くのサーバーやパソコンが使われていますが、重要なデータが詰まっており、適切なメンテナンスが必要です。

システム障害の恐れ

電源が急に落ちると、正常なシャットダウンとはならず、システム障害を起こすかもしれません。システム障害が起これば、専門家による復旧や機器の交換が必要です。

回線ショートの恐れ

ほかにも、電力が復旧した際に、埃の影響で回線がショートする恐れもあります。場合によっては過電圧となり、機器が故障してしまうでしょう。このようなトラブルが起きれば、会社の業務ができなくなります。だからこそ、オフィスでは法廷停電が重要です。

法廷停電のトラブルを避けるための対策

法廷停電は安全に電気を使うため必要なことですが、手順を踏んでから作業をしないと、トラブルの恐れがあります。とくに、オフィスではサーバー・パソコン・電話交換機が設置されていることが多く、故障や障害を防ぐため事前の準備が重要です。トラブルを避けるため、次のような対策をしましょう。

停電バッテリーの活用

必要に応じて、停電バッテリーを活用しましょう。ここで注意したいのは、停電バッテリーで稼働できる時間です。簡易バッテリーでは数分しか稼働できず、意味をなさない場合があります。稼働時間が長いものでも、1~2時間程度のものが多いので、時間を確認してください。

シャットダウンが必要なものをリスト化

法廷停電の前にシャットダウンが必要な、機器・ソフト・システムなどをリスト化しておきます。さらにシャットダウンと立ち上げをマニュアル化しておきましょう。

清掃やACアダプタの切り離し

シャットダウン前に、ファンは取り外し清掃しておきます。埃が残ったままだと、立ち上げ時に回線がショートする恐れがあるためです。また、立ち上げる加圧による機器故障を防ぐため、ACアダプタは切り離しておきます。

データのバックアップ

万が一の際に備えて、データはバックアップしておきましょう。バックアップデータは、正常にリカバリできるか試しておいてください。

正常にシャットダウンさせる

事前に作成したマニュアルに従い、機器・ソフト・システムをシャットダウンさせます。

停電時はブレーカーや漏電をチェック

停電している間は、専門家による点検が行われます。一般的なオフィスビルでは、6600Vのような高圧電気を引きこみ、パソコン等で使えるよう100Vや200Vに変換されています。そのため、点検では電圧変圧器やブレーカーの確認が必要です。

また、接続配線に問題はないのか、漏電はないのか確認しています。配線に埃が溜まると火花の原因になりやすいため、点検時に清掃も行います。

停電時は入館管理をする

停電時は入館システムが停止してしまうため、誰が入館したのか記録できません。入館状況は外部監査で聞かれる可能性があるため、人が対応し記録しておきましょう。

停電後に立ち上げ

停電後は、マニュアルに従い機器・ソフト・システムを立ち上げます。また、必要に応じ試用運転しましょう。

オフィスや工場にとって、法廷点検は必要な作業です。点検しなければ機器の故障やシステム障害を起こすかもしれません。トラブルを防ぐためにも、保安規定で定める頻度で点検が実施されています。

法定点検は、一般的に業務がない土日などに行います。近年では、オフィスでサーバーや電話交換機を設置するところが増えているため、トラブルを避ける事前の対策をしておきましょう。多くの場合は専門家へ依頼することになりますが、担当者も手順や注意点を知っておき、スムーズな作業を心がけてください。


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