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テレワークにおける健康問題とは?注意すべきポイント

2021年11月25日 ワークスタイル

在宅勤務の普及に伴い、従業員の体や心の問題が出てくる恐れがあります。従業員の体調に問題があれば業務にも支障が出るため注意しなければなりません。どのような問題が発生しやすいのか、また具体的な対策も紹介します。

テレワークにおける健康問題について

近年はコロナ禍の影響もあり、テレワークを導入する企業が増えています。東京都防災HPの情報によると2020年4月段階で、従業員30人以上の都内企業で6割以上がテレワークを実施していることがわかっています。ところがテレワークの普及に伴い、次に紹介するように従業員の健康問題が出てくる恐れがあるため注意してください。

従業員の健康状態を把握しにくい

会社は従業員の健康管理をすることが求められるでしょう。ところが従業員が社外で業務をする場合は、会社は従業員の管理がしにくくなります。その理由は、テレワークにおける従業員の管理は、会社だけでは叶わないためです。会社が働く環境を整えるのはもちろん、従業員自らも協力しなければなりません。

生活習慣病の発症の恐れ

テレワークを実施すると、屋外に出る時間が少なくなり、活動量が減りやすくなります。在宅勤務の場合は、通勤の必要性がないため、出勤する場合と比べて1日の歩行数が減りやすいでしょう。また、長時間座った姿勢での業務となりやすいため、活動量の低下による生活習慣病発症リスクがあります。

体重増加や筋力低下の恐れ

活動量が減るのも原因のひとつですが、在宅勤務だと間食が増えて体重増加の恐れがあるでしょう。社内だと人目が気になりますが、在宅なら自由にお菓子や甘い飲み物を摂取できるようになります。活動量が少ない状況で間食が増えると、1か月で2~3kg増える場合もあるため注意が必要です。

ストレスが増えやすい

在宅勤務では仕事時間が不規則になりやすいため、結果的に生活リズムが崩れる恐れがあります。睡眠時間が削られれば、休息が十分ではなく精神的な影響も増加するかもしれません。不規則な業務では仕事に集中しにくく、人によっては家族の関りで業務に支障が起きて、イライラしてしまうこともあります。

また、在宅勤務ではコミュニケーション不足により、不安や孤独を感じやすいでしょう。テレワークに慣れていない従業員は、在宅勤務自体がストレスになることもあります。

テレワークにおける健康問題で従業員が注意すること

従業員が在宅勤務中に注意したいのは、適度な運動と食事管理です。これらは従業員本人が気を付けなければなりません。

筋トレやストレッチをする

在宅ワークでは活動量が低下しやすいため、毎日の生活で筋トレやストレッチを取り入れましょう。器具を使わず自重による筋トレなら、体力が少ない人でも取り組みやすくなります。たとえばスクワット・ランジ・プッシュアップのような筋トレなどです。

道具を使う場合は、サイクルマシンやウォーキングマシンなどがあります。ストレッチは、リラクゼーションボールやポールなどを使うと、効果的に体をほぐすことができます。

ウォーキングやジョギングをする

従業員が運動不足を感じているなら、日々の生活でウォーキングやジョギングを取り入れるといいでしょう。食事前にやるとお腹が空くため食事が美味しくなります。また、食後は血糖値の上昇を抑えることができて、脂肪の蓄積を防げるでしょう。在宅勤務では外出時間が少なくなるため、気分転換にもこれらの運動はおすすめです。

適切なカロリーに調節する

毎日の活動量に合わせて、適切なカロリーに調節しましょう。運動しない日は、食事量を8割に留めるようにしてください。食事量をあまり減らしたくないなら、運動と組み合わせると食事は9割まで食べられます。

テレワークにおける健康問題で会社の注意ポイント

従業員の健康問題は、会社でも対策が必要です。会社ができるのは、労働時間が不規則にならない管理とコミュニケーションを高める工夫です。

労働時間を管理する

従業員に労働時間を任せてしまうと、長時間労働になる恐れがあります。会社は労働時間を明確にするようにしましょう。業務時間外はリモートワークが使えないよう制限をかける方法や、警告を出す対策があります。または、リモートの時間を管理して業務時間を把握する方法もおすすめです。

コミュニケーションを取る

従業員のストレス対策として、短い時間でもいいのでコミュニケーションを取るようにしましょう。コミュニケーションは、チャットを使った方法やオンラインミーティングを活用する方法があります。コミュニケーションは、業務以外のことでも相談しやすい環境があるといいでしょう。

健康相談できる窓口の設置

従業員自体がストレスの蓄積に気づかない場合もあるため、気軽に相談できる窓口の設置がおすすめです。外部の専門家と協力して、健康や精神的な問題を相談しやすくしましょう。産業医や保健師などの専門家なら在宅勤務における問題も理解しており、適切なアドバイスができます。

テレワークにおける従業員の健康管理は、スムーズな業務のためにも重要です。管理は一方だけでは叶わないため、従業員と会社双方でできる対策を取り入れてください。どんな悩みを抱えているのかアンケートを取り対策するのもいいでしょう。


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