馬喰町は、古くから続く問屋街として知られており、アパレル系や服飾雑貨などを扱う卸商社が多い地域です。
小売店のオーナーをしている方や、仕事でバイヤーなどをしている方なら一度は行ってみたい場所です。
中には一般消費者にも小売りしてくれるお店があるほか、一般消費者向けに特別価格で販売するイベントなどもありますので、機会を見つけて足を運んでみましょう。
今回は、馬喰町周辺で行ってみたい観光スポットや商業施設、公共施設をご紹介します。
目次
馬喰町の観光スポット
馬喰町は問屋街なので、一般の方向けの観光スポットはあまり多くありません。
ですが、最近はアートが楽しめるギャラリーなどのスポットが増えてきました。
問屋街のショーウインドーにはトレンドの洋服やバッグ、インテリア雑貨などが美しく並べられているので、アートにつながるところがあります。
ここからはアートが楽しめるスポットや、馬喰町から少し足を伸ばして徒歩でも行ける観光スポットをご紹介します。
PARCEL
馬喰町のDDD HOTELの立体駐車場だった場所をギャラリーにした、独特な空間でアートが楽しめます。
現代美術を中心に国内外の作家を紹介しているギャラリーです。
〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-2-1 DDD HOTEL 1F
JR総武線馬喰町駅C4出口より徒歩1分
▼PARCELのホームページ
https://parceltokyo.jp/
Creative Hub 131
江戸時代初期の歴史と伝統を持つ日本橋大伝馬町の地で、長い時間を積み重ねてきた古いビルを半年かけ、自分たちでリフォームしてオープンした施設です。
自由をコンセプトに、通常の仕事場ではできないようなものづくりの場として使うことができます。
初めて会った人たちがともに時間を過ごせる場所、つながり合えるスペースとして利用されるほか、 新しい働きかたの方法を試したり、発表したりといった場としても活用されています。
〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町13-1
都営新宿線馬喰町駅A2出口より徒歩3分
▼Creative Hub 131のホームページ
https://www.tokyoartbeat.com/venues/-/702E11C0
浅草橋から屋形船で隅田川周遊クルーズ
馬喰町は都営浅草線の東日本橋駅とも連結していますが、そこから浅草橋に出れば屋形船で隅田川クルーズも楽しめます。
もちろん、運動がてら馬喰町から歩いても船着き場に行くことが可能です。
隅田川からスカイツリーを眺められるほか、春には隅田川沿いの桜のお花見もできます。
隅田川は東京湾へとつながっているので、屋形船でレインボーブリッジの夜景を眺めながら、お台場まで周遊できるのが楽しいです。
屋形船の中では豊洲で仕入れたお刺身や、船内で揚げるサクサクの天麩羅と一緒に宴会も開けます。
浅草橋は屋形船の集積地として知られており、数多くありますが、その中でも有名なのが「野田屋」です。
浅草橋 野田屋
東京都台東区浅草橋1－1－5
03-3851-8924
▼浅草橋 野田屋のホームページ
http://www.f-nodaya.com/index.html
水天宮
同じ中央区日本橋に位置する水天宮は、馬喰町からも足を伸ばせます。
水天宮といえば、安産の神様として有名です。
多産でお産が軽い犬にあやかるという言い伝えから、十二日に一度巡ってくる戌の日に安産祈願に訪れる方が多いです。
境内には子宝いぬや、親カッパの足下と胸、肩にカッパの赤ちゃんがしがみついた親子の安産子育河童など、愛らしい仏像なども設置されています。
子宝いぬの周囲を十二支が囲んでおり、自分の干支を撫でると安産や子授け、無事成長などさまざまなご利益が得られるといわれています。
安産祈願をはじめ、子宝に恵まれたい方や、お子様の成長を願って撫でてみましょう。
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目4-1
▼安産・子授けの水天宮ホームページ
https://www.suitengu.or.jp/
馬喰町の商業施設
馬喰町は問屋街として卸商社の本社ビルが建ち並ぶほか、実際に商品を見て仕入れられる卸問屋が集まっています。
専門店が集積した大型の商業施設はありませんが、問屋街での仕入れやウインドーショッピングを楽しみ、点在する昭和レトロな雰囲気の喫茶店で一息つくのがおすすめです。
日本橋横山町・馬喰町の新道通り会
日本橋横山町・馬喰町の新道通りは日本最大の現金問屋街として、全国から多くのバイヤーがやってきます。
消費者のニーズや時代のトレンドを捉えた商品をはじめ、最新の情報を入手できるのも強みです。
目利きに優れた店主が仕入れのサポートをしてくれ、現金売りならではのお得な価格で購入できます。
例年、夏と冬の2回、一般消費者向けに大江戸問屋祭りも開催されているので、ぜひスケジュールをチェックして足を運んでみましょう。
1日限りの問屋体験として、卸専門商品を特別価格で購入できるため、多くの人で賑わいます。
早い者勝ちで、お得に洋服や服飾雑貨などをゲットできます。
JR総武線馬喰町駅4番出口
▼馬喰町問屋街の新道通り会のホームページ
https://tokyo-tonyagai.com/
横山町問屋街・奉仕会
横山町問屋街・奉仕会では、アパレルファッションやインテリア、生活雑貨の仕入れをしたい方や、これから小売店やオンラインショップなどを起業したい方をサポートしています。
横山町奉仕会には、50店舗ほどの加盟卸商社があり、加盟卸商社で仕入れを行うと、買い上げ額に応じて奉仕券が呈上されます。
通常売り出し日は買い上げ額5,000円ごとに5口券1枚、特別売り出し日には5,000円ごとに10口券1枚（2％相当）が還元され、次回の仕入れに使うことが可能です。
買えば買うほどお得になるので、トレンド商品や信頼ある商品を仕入れたい方におすすめです。
〒103-0003 東京都中央区日本橋横山町5-8
03-3661-1661
▼横山町問屋街・奉仕会のホームページ
https://tokyo-tonyagai.com/
馬喰町の公共施設
馬喰町周辺には、どのような公共施設があるのでしょうか。
最後に、地域の方に親しまれている公共施設をご紹介します。
久松児童公園
久松児童公園は、中央区立久松小学校に隣接する広い公園です。
お隣に小学校をはじめ、久松警察署があり、通り向かいには日本橋消防署（人形町出張所）もあるので、治安がよく安心の環境で子どもを遊ばせることができると人気です。
滑り台や砂場などの遊具があるのをはじめ、夏季には中央区恒例行事のじゃぶじゃぶ池も開催されます。
未就学のお子様向けの小さなプールのようなもので、水遊びを楽しめます。
楽しく遊べるだけでなく、公園の帰りにお隣の警察署のパトカーや白バイを眺められ、目の前にある消防車などを見られる楽しみもあり、車好きのお子様にも人気です。
東京都中央区日本橋富沢町16番6号
03-3546-5434
▼久松児童公園（中央区役所のホームページより）
https://www.city.chuo.lg.jp/a0037/shisetsu/genre/sports/sports00128.html
龍閑児童遊園
龍閑児童遊園は日本橋小伝馬町の竹森神社の北側に位置し、ちょうど千代田区との区境にある公園です。
そのため、公園内で中央区の管轄と千代田区の管轄が分かれており、いずれの区でも区立の公園として紹介されているユニークな存在です。
遊具は平均台くらいしかありませんが、公衆トイレやベンチ、水飲み場、庭園などが完備されており、近隣のビジネスパーソンやタクシードライバーなどがリフレッシュをする場所として親しまれています。
コミュニティサイクルのポートも設置されているので、自転車利用の拠点としても活用できます。
東京都中央区日本橋小伝馬町19番4号
03-3546-5435
▼龍閑児童遊園（中央区役所のホームページより）
https://www.city.chuo.lg.jp/a0037/shisetsu/genre/sports/sports00052.html
中央区立産業会館
会議室と和室、展示室（展示会場）を備えており、区外の方や産業関連以外の目的でも土・日・祝祭日に利用できます。
会議室と和室は、会議、研修、サークル活動、お稽古など、展示会場は展示会や各種イベント、発表会や練習会場として使えます。
〒103-0004 東京都中央区東日本橋2-22-4
03-3864-4666
馬喰町駅から徒歩6分、馬喰横山駅から徒歩5分、東日本橋駅から徒歩4分
▼中央区立産業会館のホームページより
https://www.chuo-sangyo.jp/
まとめ
馬喰町は問屋街として多くの卸商社が集積した場所です。
馬喰町駅、馬喰横山駅、東日本橋駅が連結している場所であり、周辺の観光スポットや公共施設にもアクセスしやすいです。
