東京メトロ日比谷線が通り、上野の一つ隣にある下町の街「入谷(いりや)」。

「入谷駅周辺には何があるの?」「ちょっとした暇つぶしや観光ができる場所を知りたい」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、日本最大の朝顔市として知られる「入谷朝顔まつり」をはじめ、駅から歩ける観光スポット、買い物やランチに使える商業施設、手続きや会議に使える公共施設までまとめてご紹介します。

実は、上野まで1駅で家賃を抑えやすい入谷は、オフィスを構えるビジネス拠点としても静かに人気を集めている街です。

街の多彩な魅力をぜひチェックしてみてください。

入谷(いりや)はどんな街?基本情報

まずは、入谷という街の基本を一覧で確認しておきましょう。

項目内容
読み方入谷(いりや)
所在地東京都台東区。下谷・根岸・松が谷などと隣接
最寄り駅東京メトロ日比谷線「入谷駅」
もう一つ使える駅JR山手線・京浜東北線「鶯谷駅」(徒歩圏)
上野へのアクセス日比谷線で上野駅前1駅。徒歩でも行ける距離
都心方面へのアクセス日比谷線で銀座・六本木方面へ乗り換えなし
街の性格寺社と銭湯が残る下町。
大型商業施設はないが、上野とかっぱ橋の両方に歩いていける。
名物入谷朝顔まつり(毎年7月6日〜8日)、かっぱ橋道具街、下谷七福神

入谷は、上野のにぎわいと浅草の下町らしさのちょうど中間にある街です。

観光地としての知名度は上野や浅草に譲りますが、「歩いて行ける範囲に、上野の大型施設とかっぱ橋の問屋街の両方がある」という立地は、入谷ならではの強みといえます。

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入谷駅周辺の観光・暇つぶしスポット

入谷駅の周辺には、江戸から続く寺社や、昭和の雰囲気が残る銭湯が点在しています。

派手なテーマパークはありませんが、駅から徒歩数分で「下町らしさ」を味わえるのが入谷の面白さです。

商談前の時間調整や、仕事の合間の気分転換に使えるスポットからご紹介します。

日本最大の朝顔市の舞台「入谷鬼子母神(真源寺)」

入谷鬼子母神(真源寺)

入谷駅から歩いてすぐの場所にある、入谷を代表するお寺です。

「恐れ入谷の鬼子母神」という言葉で知られ、鬼子母神は安産・子育ての守り神として親しまれてきました。

毎年7月6日から8日までの3日間は、境内と目の前の言問通りで「入谷朝顔まつり(朝顔市)」が開かれます。

朝顔の鉢を売る業者と露店が通りいっぱいに並ぶ、東京の夏を代表する行事です。

朝顔は昼にはしぼんでしまうため、花を楽しみたい方は早朝からの来場がおすすめです。

  • 営業時間:境内は参拝自由(朝顔まつり期間は早朝から夜まで賑わいます)
  • 公式サイト:https://www.asagao-maturi.com/ (入谷朝顔まつり公式サイト)
  • 住所:東京都台東区下谷1-12-16

下谷七福神めぐりとたこ地蔵「法昌寺」

法昌寺

下谷七福神の毘沙門天を祀るお寺です。

下谷七福神は、寿永寺・飛不動尊正宝院・弁天院・法昌寺・英信寺・入谷鬼子母神・元三島神社の7か所で構成されており、入谷駅を起点に歩いて回れる散策コースになっています。

法昌寺で知られているのは、タレントとして人気を博したたこ八郎さんの「たこ地蔵」。「めいわくかけてありがとう たこ八郎」という本人の自筆が刻まれており、由利徹さん・赤塚不二夫さん・山本晋也さんら発起人の名前も残されています。

無病息災にご利益があるとされるお地蔵さんです。

  • 営業時間:境内は参拝自由
  • 公式サイト:https://t-navi.city.taito.lg.jp/ (台東区公式観光情報サイト内で施設情報を掲載)
  • 住所:東京都台東区下谷2-10-6

珍しい三面大黒天に会える「英信寺」

英信寺

こちらも下谷七福神の一つで、大黒天を祀るお寺です。

祀られている「三面大黒天」は弘法大師の作と伝えられるもので、正面に大黒天、右に弁財天、左に毘沙門天という三つの顔を持ちます。

後部に宝珠形の光背を配した珍しい造りで、参拝だけでなく見学の価値もある仏像です。

法昌寺から歩いてすぐなので、七福神めぐりとして2か所まとめて回るのが効率的です。

  • 営業時間:境内は参拝自由
  • 公式サイト:https://t-navi.city.taito.lg.jp/ (台東区公式観光情報サイト内で施設情報を掲載)
  • 住所:東京都台東区下谷2-5-14

仕事運と年2日だけの富士登山「小野照崎神社」

小野照崎神社

入谷駅から徒歩5分ほどの場所にある神社です。

祀られているのは、百人一首にも選ばれた平安時代の歌人・小野篁(おののたかむら)。歌人としてだけでなく学者・参議としても活躍した人物であることから、学問成就・芸能上達・仕事運のご利益がある神社として、多くの方が参拝に訪れます。

映画「男はつらいよ」で寅さんが首にかけているお守りもこの神社のもので、演じた渥美清さんも願かけをしたと言われています。

そしてこの神社の最大の見どころが、境内の浅間神社にある富士塚「下谷坂本富士」です。

富士山の溶岩で覆われた高さ約6メートル・幅約15メートルの塚で、国の重要有形民俗文化財に指定されています。台東区の案内では1782年(天明2年)に築かれたとされています。

登れるのは、富士山の山開きに合わせた毎年6月30日と7月1日の2日間だけ。「年に2日しか登れない富士山」という体験は、入谷でしかできない観光です。

  • 営業時間:境内は参拝自由(授与所の受付時間は変動あり)
  • 公式サイト:https://onoteru.or.jp/
  • 住所:東京都台東区下谷2-13-14

仕事帰りに手ぶらで立ち寄れる銭湯「宝泉湯」

入谷駅から徒歩5分ほど、金杉通りの根岸三丁目交差点付近にあるビル内の銭湯です。

日替わりの薬湯が名物で、サウナ・水風呂・電気風呂も備えています。

昭和から続く銭湯文化に触れられる場所として、地域の方だけでなく海外からの観光客にも利用されています。

タオルセットの貸し出しがあるため、会社帰りに手ぶらで立ち寄れるのが大きな魅力です。

残業続きの週の締めや、出張者を連れて行く「東京らしい体験」にも使えます。

  • 営業時間:15:00〜24:00(最終受付23:30)/定休日:毎週月曜日
  • 公式サイト:https://www.taitosento.com/ (台東浴場組合)
  • 住所:東京都台東区根岸3-14-14

少し足を延ばして「上野公園・国立科学博物館」

国立科学博物館

入谷から日比谷線で1駅、歩いても行ける上野には、上野公園と国立科学博物館があります。

常設展のほか、子どもから大人まで楽しめる特別展が随時開催されています。

屋外には人工衛星「おおすみ」を打ち上げたロケットランチャー(発射台)やD51形蒸気機関車が展示されており、入館しなくても見学できるのがうれしいポイントです。

半日の空き時間ができたとき、入谷から気軽に足を延ばせる知的なリフレッシュスポットです。

  • 営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)/休館日:月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始
  • 公式サイト:https://www.kahaku.go.jp/
  • 住所:東京都台東区上野公園7-20

買い物やランチに便利!入谷駅周辺の商業施設

入谷駅の目の前に大型商業施設はありません。

ただし入谷は、「徒歩6分でかっぱ橋道具街」「1駅または徒歩で上野」という、二方向に買い物先を持つ立地です。

日常の買い物はスーパーで済み、まとまった買い物や来客の手土産は上野で完結します。

徒歩6分の“食の問屋街”「かっぱ橋道具街」

入谷駅から徒歩約6分、浅草と上野の中間に南北約800メートル続く商店街です。

調理道具、食器、製菓道具、食品サンプル、飲食店の看板まで、「食」に関わるものが何でも揃う問屋街で、プロだけでなく一般客や海外からの観光客にも人気があります。

歩くだけでも珍しい商品が並んでいて楽しめるため、入谷駅を起点にした観光としては最も見応えのあるスポットです。

飲食業のお客様への手土産探しにも向いています。

多くの店は日曜が休みで、営業時間も夕方までのところが中心です。

訪れるなら平日の日中がおすすめです。

  • 営業時間:店舗により異なる(多くの店は9:00〜17:00頃/日曜休の店が多い)
  • 公式サイト:https://t-navi.city.taito.lg.jp/spot/1006 (台東区公式観光情報サイト)
  • 住所:東京都台東区松が谷3-18-2(東京合羽橋商店街振興組合)

手土産や業後の食事に「アトレ上野」

アトレ上野

上野駅の駅ビルですが、改札を通らずに利用できます。

アパレル、雑貨、スイーツ、惣菜の専門店に加え、レストラン街やカフェも揃っています。

ちょっとした休憩やランチ、業後の食事、来客への手土産の購入まで幅広く使えます。

買い物からレストランまで「上野マルイ」

上野マルイ

上野駅前のファッションビルです。

レディス・メンズのファッションを中心に、雑貨、生活用品、家電まで幅広いショップが入り、上層階にはレストラン街もあります。

地下には食品や話題のスイーツ系ショップも揃っているため、手土産の調達先としても便利です。

  • 営業時間:11:00〜20:00(一部店舗は異なります)
  • 公式サイト:https://www.0101.co.jp/058/
  • 住所:東京都台東区上野6-15-1

【オフィス立地の目線】入谷にオフィスを置くと、社員の生活はどうなるか

観光の話から少し離れて、入谷を「働く場所」として見たときの使い勝手を整理します。

通勤・アクセス

入谷駅は東京メトロ日比谷線の駅で、上野まで1駅です。

上野はJR各線・新幹線・京成線が集まるターミナルなので、地方出張の多い会社や、来客が新幹線で来る会社にとっては動きやすい立地です。

日比谷線をそのまま乗れば、銀座・六本木方面へ乗り換えなしで行けます。

JR鶯谷駅も徒歩圏にあり、山手線・京浜東北線も使えます。

社員の生活利便

駅周辺にはいなげや入谷店やココスナカムラ入谷店などのスーパーがあり、仕事帰りに夕食の買い物をして帰れる環境です。

飲食店も下町価格の店が多く、毎日のランチ代を抑えやすいのは社員にとって実利のあるポイントです。

銭湯やお寺が徒歩圏にあるため、残業後や休憩時間の気分転換の選択肢も意外に多い街です。

検討時に確認したいポイント

  • 大型の会議室を自社に持たない場合、入谷区民館(後述)が徒歩圏で使えるかを確認しておくと、研修やセミナーのコストを抑えられます
  • 来客の多い業種では、「上野駅から徒歩何分か」「タクシーで入りやすいか」を内見時に必ず確認してください
  • かっぱ橋道具街に近いため、飲食・食品関連の企業は仕入れ・什器調達の面でも相性が良いエリアです

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手続きや会議に使える入谷周辺の公共施設

公共施設は、行政の手続きだけでなく、会議や研修の場所として低コストで使えるのが企業にとってのメリットです。

入谷周辺で押さえておきたい2施設をご紹介します。

企業の手続きも相談できる「台東区役所」

台東区役所

上野駅の東側にあり、入谷駅からは日比谷線で1駅、歩いても行ける距離です。

出張所ではなく本庁舎なので、個人の手続きから法人の手続きまで幅広く対応しています。

区の産業政策の情報収集や、助成金の相談もここで進められます。

毎週水曜日は一部の窓口が19時まで延長され、毎月第2日曜日は9時から17時まで1階の窓口が開いているため、平日の日中に動きにくい場合でも手続きしやすいのが助かります。

研修やセミナーを低コストで開ける「入谷区民館」

入谷駅から徒歩数分の場所にある台東区の施設です。

多目的ホールと集会室(洋室5室・和室1室)を備えており、企業の会議や研修にも利用できます(営利目的など、利用できない場合もあるため事前確認が必要です)。

利用は午前・午後・夜間・全日といった時間区分制で、9時から22時までの枠が用意されています。

自社に大きな会議室がなくても、社内研修や説明会をこの近さで開けるのは実務上のメリットです。

入谷駅周辺のよくある質問

Q. 入谷は何区にありますか?

A. 東京都台東区です。下谷・根岸・松が谷といった町と隣接しています。

Q. 入谷駅は何線が通っていますか?

A. 東京メトロ日比谷線です。JR山手線・京浜東北線の鶯谷駅も徒歩圏で使えます。

Q. 入谷には何がありますか?

A. 入谷鬼子母神(真源寺)、小野照崎神社、法昌寺、英信寺といった寺社と、銭湯の宝泉湯があります。駅から徒歩約6分でかっぱ橋道具街、1駅または徒歩で上野に出られます。

Q. 入谷の観光で一番の目玉は何ですか?

A. 毎年7月6日〜8日に開かれる「入谷朝顔まつり(朝顔市)」です。日本最大の朝顔市として知られています。時期が合わない場合は、小野照崎神社の富士塚「下谷坂本富士」(登れるのは6月30日・7月1日の2日間のみ)や、かっぱ橋道具街の散策がおすすめです。

Q. 入谷駅から上野駅までどのくらいですか?

A. 東京メトロ日比谷線で1駅です。歩いて向かうこともできる距離です。

Q. 短い空き時間で行ける暇つぶしスポットはありますか?

A. 駅から徒歩5分圏内に小野照崎神社と入谷鬼子母神があり、参拝や境内の散策なら15〜30分程度で楽しめます。夕方以降なら宝泉湯(15:00〜24:00)も選択肢になります。

まとめ

入谷エリアは、日本最大の朝顔市「入谷朝顔まつり」や年に2日だけ登れる富士塚、下谷七福神めぐり、そして昭和から続く銭湯まで、歩いて回れる範囲に下町の観光・暇つぶしスポットが詰まった街です。

大型商業施設は駅前にありませんが、徒歩6分でかっぱ橋道具街、1駅で上野という立地のため、社員の日常の買い物からランチ、来客への手土産までひと通り揃います。上野が近いことで、地方出張や来客対応も動きやすい環境です。

下町らしい落ち着きと、上野・浅草の両方に歩いていける利便性を兼ね備えた入谷。ぜひ、オフィス移転や新たなビジネス拠点の候補として検討してみてはいかがでしょうか。

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