東京都葛飾区の南端に位置する「新小岩」は、アーケード商店街を中心とした庶民的な下町の空気が残る一方、駅ビルの開業で利便性が一気に高まったエリアです。

「新小岩駅周辺には何があるの?」「待ち合わせまでのちょっとした暇つぶしや、観光ができる場所を知りたい」と検索されることも多く、地元の人だけでなく初めて訪れる人にも注目されています。

この記事では、新小岩エリアで気軽に立ち寄れる観光・暇つぶしスポットをはじめ、買い物やランチに便利な商業施設、生活とビジネスを支える公共施設までをまとめてご紹介します。

実は、総武線快速で東京駅まで約13分という交通利便性と、駅から徒歩5分圏ですべてが完結する生活環境を併せ持つ新小岩は、オフィスを構えるビジネス拠点としても評価の高い街です。

新小岩の多彩な魅力をぜひチェックしてみてください。

目次

新小岩ってどんな街?

スポットの紹介に入る前に、検索されることの多い基本情報を先にまとめておきます。

新小岩の基本情報

項目内容
読み方新小岩(しんこいわ)
所在地東京都葛飾区(新小岩・東新小岩・西新小岩)。
駅の南側はすぐ江戸川区に隣接。
最寄り駅JR新小岩駅
路線JR総武本線。総武線快速と中央・総武線各駅停車の2系統が停車
東京駅から総武線快速で約13〜14分(乗り換えなし)
利用者数1日平均乗車人員 73,388人(2024年度・JR東日本/同社全駅で55位)
街の性格アーケード商店街を中心とした下町。
2023年に駅ビルが開業し利便性が向上。
名物・話題人気キャラクターモンチッチの誕生地。
全長約420mの「ルミエール商店街」。

「新小岩は何区?」の答えは葛飾区です。

ただし南口から数分歩くと江戸川区松島に入るため、周辺施設を調べると葛飾区と江戸川区の住所が混在します。

「新小岩」という地名の由来

新小岩は、駅名が先にできて、あとから地名になったという珍しい成り立ちの街です。

葛飾区史によると、新小岩駅の開業は1928年(昭和3年)で、新小岩が正式な地名になったのは1965年(昭和40年)。

それまであった複数のまちを再編して誕生しました。

駅名の「新小岩」は、すでに1899年(明治32年)に開業していた小岩駅にちなんだもので、「小岩」という地名は「甲和」が変化したものと考えられています。

開業当時の駅周辺は「小松(上小松・下小松)」と呼ばれる地域でした。

新小岩駅周辺には何がある?暇つぶしや散策にぴったりの観光スポット

新小岩には大型のテーマパークのような観光地はありませんが、「ここでしか見られないもの」がはっきりしている街です。

北口側は公園やバスターミナル、南口側は商店街と駅ビルという分かれ方をしており、どちらも改札から数分で目的地に着きます。

仕事の合間の暇つぶしや休日の散策にぴったりのスポットをご紹介します。

桜とジョギングコースが自慢の「新小岩公園」

昭和60年3月30日に開園した、面積47,484.68平方メートルの区立公園です。

芝生広場、スポーツ広場、水遊び場が揃い、春は桜の名所として親しまれています。

約600mの外周園路があり、ウォーキングやジョギングを楽しむ人の姿が多く見られます。

園内の「和楽亭」ではモーニングやランチ、甘味も味わえるため、テイクアウトせずにひと息つきたいときにも便利です。

駐車場は11台分(初めの30分は無料、以降30分ごとに100円)を備えています。

・営業時間:常時開園(休園日なし)

・葛飾区公式ホームページ:https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006898.html

・住所:東京都葛飾区西新小岩1-1-3

夜はライトアップされる空中通路「スカイデッキたつみ」

スカイデッキたつみ

新小岩駅北口の駅前広場と、バスが発着する東北広場を結ぶ、幅8m・長さ140mの歩行者専用通路です。

屋根が付いているので雨の日でも濡れず、平和橋通りを信号待ちなしで渡れます。

階段のほかエスカレーターとエレベーターも備わっており、青色LEDによるライトアップやモンチッチのデザインも見どころです。

駅のすぐ近くにあるため、待ち合わせ前のちょっとした暇つぶしにも立ち寄りやすい場所です。

・営業時間:常時開放

・葛飾区公式ホームページ:https://www.city.katsushika.lg.jp/planning/1003609/1003628/1012299/1003646.html

・住所:東京都葛飾区東新小岩1-18

新小岩のシンボル「モンチッチモニュメント」

新小岩は、世界的に知られる人形キャラクター「モンチッチ」が1974年に生まれた街です。

開発したのは西新小岩に本社を置く株式会社セキグチで、葛飾区も「モンチッチに会えるまち かつしか」として街のPRに活用しています。

新小岩駅北口の駅前広場には、令和4年1月に完成した2基のモニュメント(「モンチッチ像」「モンチッチ この指とまれ像」)が設置されています。

改札を出てすぐの場所にあるため、待ち合わせの目印にも使いやすいスポットです。

・営業時間:常時開放

・葛飾区公式ホームページ:https://www.city.katsushika.lg.jp/tourism/1000064/1030204/1027603.html

・住所:東京都葛飾区西新小岩1-10(JR新小岩駅北口駅前広場内)

ファンなら必見の「モンチッチ公園(西新小岩五丁目公園)」

セキグチの工場跡地に平成28年4月に整備された公園で、愛称が「モンチッチ公園」です。

令和4年4月にはモンチッチをテーマにした「モンチッチゾーン」とちびっこひろばが新設され、園内にはオブジェや撮影スポットが点在しています。

ここでしか会えないモンチッチもいるため、休日のおでかけ先としても人気です。

駅からは距離があるので、北口の東北広場からバスを利用するのがスムーズです。

・営業時間:モンチッチゾーンは4月1日〜9月30日 9:00〜18:00/10月1日〜3月31日 9:00〜17:00(12月29日〜1月3日は閉鎖)

・アクセス:京成タウンバス「上平井町(モンチッチ公園入口)」下車 徒歩約3分

・住所:東京都葛飾区西新小岩5-7-2

仕事帰りにひと風呂浴びられる銭湯「一心湯」

新小岩駅南口から徒歩5分ほど、江戸川区松島にある地元密着の銭湯です。

番台ではなくフロント式で、浴場に描かれたモザイクタイル絵が名物になっています。

ジェット湯やバイブラ湯もあり、湯上がりに休憩できる椅子も用意されています。

仕事終わりの疲れを抜きたいときや、下町らしい風情を味わいたいときにおすすめです。

・営業時間:15:30〜22:30(定休日:月曜・金曜/祝日の場合も休業)

・江戸川区公式ホームページ:https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e032/shigotosangyo/jigyosha_oen/sento/map/chukoma/sento09.html

・住所:東京都江戸川区松島4-9-8

厄除けで知られる「間々井香取神社(新小岩香取神社)」

經津主命(ふつぬしのみこと)を祀る神社で、棟札によると元和3年(1617年)に再建されたと伝えられています。

「新小岩の厄除香取」として古くから信仰を集めてきました。

旧名の「間々井神社」については、この地を舟で往来した武将が境内の霊水を汲んだことに由来するという伝承が残されています。

御朱印やお守りの授与もあり、境内では四季の花木も楽しめます。

なお所在地は葛飾区ではなく江戸川区になります。

・営業時間:9:00〜16:00(参拝は随時)

・公式サイト:https://shinkoiwa-katorijinja.com/

・住所:東京都江戸川区中央4-5-23

旧上平井村の鎮守「上平井天祖神社」

東新小岩8丁目の住宅街に鎮座する、旧上平井村の鎮守です。

創建年代は不詳ですが、社伝では鎌倉時代に葛西御厨とゆかりのある葛西三郎清重が勧請したと伝えられています。

江戸時代以前は神明社・葛西神明などと称され、明治4年(1871年)に「天祖神社」へ改称しました。

御祭神は大日霊尊で、相殿に天兒屋根命と誉田別命を祀ります。

「葛飾天祖神社」「新小岩天祖神社」の通称でも呼ばれ、新小岩駅からは徒歩15分ほどです。

・営業時間:参拝自由

・東京都神社庁ホームページ:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/katsushika/200091/

・住所:東京都葛飾区東新小岩8-6-20

買い物やランチに超便利!新小岩駅周辺の商業施設

新小岩の買い物環境は、駅ビル+アーケード商店街+24時間スーパーという三段構えです。

日常の買い出しからランチ、来客用の手土産まで、駅周辺だけで完結します。

全長約420mのアーケード「新小岩ルミエール商店街」

新小岩ルミエール商店街

新小岩駅南口のロータリーから伸びる全長約420mのアーケード商店街です。

約140店舗が並び、生活雑貨、衣料、精肉・鮮魚、ドラッグストア、飲食店まで一通り揃っています。

アーケードが設置されたのは昭和34年(1959年)で、葛飾区内で初めてのアーケード商店街として知られています。

寿司、中華、タイ料理、ラーメン、焼き鳥、スイーツと飲食のジャンルも幅広く、ランチの選択肢に困りません。

さくらまつりや阿波踊り、イルミネーションなど季節のイベントも開催され、公認キャラクター「よしむねさま」「こまつなっち」も街の顔になっています。

・営業時間:店舗により異なる

・公式サイト:https://www.lumiere-shoppingstreet.com/

・住所:東京都葛飾区新小岩1-43-8

駅直結で雨の日も安心「シャポー新小岩」

2023年10月に開業した、JR新小岩南口ビルの1〜2階に入る駅直結の商業施設です。

1階にはベーカリー、カフェ、生花店、グロサリー、惣菜店、コンビニエンスストアなどが並び、出勤前の朝食や来客用の手土産の調達に使えます。

2階には食品スーパー「クイーンズ伊勢丹」(平日10:00〜22:00/土日祝10:00〜21:00)が入っています。

改札からそのまま入れるため、天候に左右されずに買い物を済ませられる施設です。

・営業時間:店舗により異なる

・公式サイト:https://shapo.jrtk.jp/shinkoiwa

・住所:東京都葛飾区新小岩1-45-1

24時間営業で急な買い出しにも「西友新小岩店」

新小岩駅南口から徒歩2分、年中無休の24時間営業(一部売場を除く)のスーパーマーケットです。

53台収容の駐車場を備えているため、車での買い出しにも対応できます。

残業で帰りが遅くなった日や、急に備品が必要になったときでも時間を気にせず立ち寄れるのは、働く人にとって大きな安心材料です。

・営業時間:24時間営業(一部を除く)/年中無休

・公式サイト:https://www.seiyu.co.jp/shop/%E8%A5%BF%E5%8F%8B%E6%96%B0%E5%B0%8F%E5%B2%A9%E5%BA%97/

・住所:東京都葛飾区新小岩1-29-1

ビジネスの手土産に「和菓子 ちぐさ」

ルミエール商店街にある、昭和16年創業の老舗和菓子店です。

名物は大きな栗が丸ごと入った「栗どら焼き」と、外側がサクサクした「かりんとうまんじゅう」。

職人が一つひとつ手作りする定番銘菓で、地元での知名度も高く、訪問時の手土産として渡しやすい一品です。

・営業時間:月・火・木・金 10:00〜19:00/水・日・祝 9:30〜18:00

・公式サイト:https://chigusa.jp.net/

・住所:東京都葛飾区新小岩1-38-8

【オフィス立地の目線】駅から徒歩5分圏ですべてが完結する

新小岩の商業環境は、そのままオフィス立地としての強みになります。

約140店舗のアーケード商店街があることで社員のランチの選択肢と価格帯に幅があり、24時間営業のスーパーが残業後や早朝の買い物を支えます。

駅ビル内には惣菜店やベーカリーもあるため、来客対応や差し入れの調達にも困りません。

しかも新小岩駅は総武線快速の停車駅で、東京駅まで乗り換えなしで約13〜14分。

中央・総武線各駅停車を使えば錦糸町・秋葉原・御茶ノ水・新宿方面へも直通できます。

千葉方面からの通勤者も乗り換えなしで通えるため、都心の取引先と、東部エリアに住む社員の両方に配慮した立地を取れるのが特徴です。

なお新小岩は荒川と中川に挟まれた低地に位置します。

事業継続計画(BCP)の観点から、候補物件を決める際は葛飾区が公表する水害ハザードマップで浸水想定と避難場所を確認しておくと安心です。

【新小岩・奥戸】の賃貸オフィスはこちらから。
https://www.tokyo-jimushosagashi.com/area/320

【新小岩駅】の賃貸オフィスはこちらから。
https://www.tokyo-jimushosagashi.com/station/shinkoiwa

行政手続きも駅直結!新小岩の公共施設

新小岩は、行政の窓口が駅ビルの中にあるという珍しい環境です。

令和5年10月1日、JR新小岩南口ビル6階に行政サービス施設「えきにこわ」がオープンし、区民事務所や図書サービスカウンターが集約されました。

夜間・土日も開いている「新小岩区民事務所」

住民票の写しの交付、転入・転出などの届出、国民健康保険や国民年金の手続き、税・保険料の支払いなどに対応する窓口です。

区民事務所として初めて平日夜間や土日祝日にも業務を行っており、平日の日中に区役所へ行けない人でも手続きできます。

社員が手続きのために長く席を外す必要がないのは、周辺企業にとっても実用的なメリットです。

取扱業務は時間帯によって異なるため、事前に区の公式サイトで確認しておくと安心です。

・営業時間:平日8:30〜19:30(月末は17:00まで)/土日祝8:30〜17:00

・葛飾区公式ホームページ:https://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000046/1001406/1032853.html

・住所:東京都葛飾区新小岩1-45-1 JR新小岩南口ビル6階

通勤ついでに本を受け取れる「新小岩図書サービスカウンター」

蔵書や閲覧席は置かず、予約した資料の受け取り・返却・利用登録に特化した窓口です。

検索・予約用の端末(OPAC)も設置されています。

図書館まで足を運ばずに本の貸し借りが完結するため、通勤の行き帰りに寄れるのが利点です。

・営業時間:月〜土 9:00〜21:00/日・祝 9:00〜19:00(休館日:毎月第4木曜ほか)

・葛飾区立図書館ホームページ:https://www.lib.city.katsushika.lg.jp/contents?pid=8779

・住所:東京都葛飾区新小岩1-45-1 JR新小岩南口ビル6階 えきにこわ内

作業や待ち時間に使える「えきにこわのワーク&スタディブース」

同じ「えきにこわ」内には、20分単位で使える有料のワークブースが設けられています。

個室タイプとカウンタータイプがあり、料金は20分ごとに個室200円、カウンター100円です。

移動の合間にオンライン会議を1本入れたい、資料に目を通したいというときに、駅から一歩も外に出ずに使えるのは大きな強みです。

待ち合わせまでの時間を有効に使いたいときの選択肢にもなります。

・営業時間:9:00〜21:00

・葛飾区公式ホームページ:https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1006723/1030221/1032585.html

・住所:東京都葛飾区新小岩1-45-1 JR新小岩南口ビル6階 えきにこわ内

研修やイベントにも使える複合施設「にこわ新小岩」

令和4年7月に開設された、地上4階・延床面積5,127.18平方メートルの複合施設です。「にこにこ」と「輪」を合わせた名前が付けられています。

新小岩地域活動センターのほか、子ども未来プラザ西新小岩、新小岩保健センター、子ども発達センター新小岩分室などが集約されています。

多目的ホールや活動室、スタジオ、音楽室、調理室を1時間単位で借りられるため、社内イベントや社外研修の会場としても検討できる施設です。

・営業時間:地域活動センターは9:00〜21:00(休館日:毎月5日、第2日曜、年末年始)

・葛飾区公式ホームページ:https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1006723/1030221/1028535.html

・住所:東京都葛飾区西新小岩4-33-2(新小岩駅北口から徒歩約8分)

新小岩に関するよくある質問

Q. 新小岩は何区ですか?

A. 東京都葛飾区です。

町名は新小岩・東新小岩・西新小岩に分かれます。駅の南側は江戸川区松島などに隣接しているため、周辺施設が江戸川区の住所になることもあります。

Q. 新小岩駅は何線が通っていますか?

A. JR総武本線の駅で、総武線快速と中央・総武線各駅停車の2系統が停車します。

Q. 新小岩駅から東京駅まで何分かかりますか?

A. 総武線快速で乗り換えなし、約13〜14分です。

Q. 新小岩駅周辺には何がありますか?

A. 南口には全長約420mの「新小岩ルミエール商店街」、駅直結の「シャポー新小岩」、24時間営業の西友があります。

北口にはモンチッチモニュメント、空中通路「スカイデッキたつみ」、バスターミナル、新小岩公園があります。

Q. 新小岩で暇つぶしできる場所はありますか?

A. ルミエール商店街の食べ歩き、銭湯「一心湯」、駅ビル6階の有料ワークブース、新小岩公園の散策などが徒歩圏で楽しめます。

Q. 新小岩の観光スポットはどこですか?

A. モンチッチモニュメント、モンチッチ公園(西新小岩五丁目公園)、新小岩公園、スカイデッキたつみ、間々井香取神社、上平井天祖神社が主なスポットです。

Q. 新小岩はモンチッチの街なのですか?

A. はい。モンチッチは1974年に西新小岩の株式会社セキグチで誕生しました。

葛飾区は「モンチッチに会えるまち かつしか」として、駅前のモニュメントやモンチッチ公園などの見どころを整備しています。

Q. 新小岩の地名の由来は何ですか?

A. 1928年に開業した新小岩駅の駅名が先で、地名になったのは1965年です。

駅名は1899年に開業していた小岩駅にちなんでいます。

まとめ

新小岩エリアは、モンチッチ発祥の地としての見どころや、桜とジョギングコースが自慢の新小岩公園、昔ながらの銭湯といった、気軽に立ち寄れる暇つぶし・観光スポットが揃った魅力的な街です。

さらに、全長約420mの「新小岩ルミエール商店街」や駅直結の「シャポー新小岩」、24時間営業のスーパーが密集しており、駅ビル6階には行政窓口まで入っているため、暮らす人にも働く人にも「徒歩5分ですべてが完結する環境」となっています。

総武線快速で東京駅まで約13〜14分という交通利便性と、下町ならではの生活しやすさを兼ね備えた新小岩エリア。ぜひ、オフィス移転や新たなビジネス拠点の候補として検討してみてはいかがでしょうか。