東京にある企業が賃貸オフィスを移転するということはよくありますが、移転の際にいつお祝いをするといいのか、どんなものを送れば喜ばれるのかと迷ってしまうことも多いものです。

今回は、東京の賃貸オフィスでよくあるオフィス移転のお祝い時期や、贈り物についてまとめました。

会社移転のお祝いは移転後1週間以内に送るのがベスト

会社移転のお祝いは移転後1週間以内に送るのがベスト

取引先から賃貸オフィス移転をする連絡があった場合、いつお祝いを送ればいいのでしょうか。お祝いを贈る時期やお祝いが遅くなった場合の対処法について知っておきましょう。

お祝いを送るベストな時期について

取引先からのオフィス移転案内は、一般的に移転の1カ月前から2週間前までに到着します。つまり、オフィスの移転は遅くとも2週間くらい前には分かっているのが普通です。

オフィスを移転する当日にたくさんのお祝いがあると取引先に喜ばれます。この点を考えると、お祝いを送るベストな時期は、移転の2日前から移転当日、または、移転後1週間以内と考えておけば良いでしょう。

会社移転のお祝いの到着が遅くなる場合は?

東京でオフィス移転のお祝いを送るのが移転日よりも2週間以上遅れてしまう可能性があるならば、お祝いの電報や手紙等を送るようにしましょう。

電報や手紙より好印象となるのが訪問です。取引先の新しい賃貸オフィスへ訪問することにより、新たなビジネスチャンスが生まれることもあります。お祝いが遅くなったからそのままにしておくのではなく、いい機会だと捉えて訪問してみることがおすすめです。

お祝いが遅くなってしまった場合は、生花やお祝い金ではなく、食べ物などでも構いません。社長や事務所スタッフが好むようなものを持って行くことで好印象になります。

お祝いが1カ月以降になる場合

決算や事情により、オフィス移転のお祝いを送るのが1カ月以上遅れてしまうということもあります。このような場合は、取引先に不快な思いをさせないように、お祝いの手紙だけでも送っておきましょう。

また、1カ月以上経ってからお花やカタログギフトを送ると、かえって迷惑をかけてしまう場合もあります。できれば訪問をして、手土産程度のお祝いを渡した方が無難です。

取引相手に気を使わせないのもビジネスマナーの一つなので、気を配ることが大切です。

会社移転のお祝い費用相場

東京の賃貸オフィス移転をする取引先に対し、お祝いの相場はどれくらいなのでしょうか。

取引先との親密度により額が変わる

例えば、あまり取引が無いような取引先がオフィス移転する場合、お祝いは1万円くらいが相場です。企業同士ですので、1万円以上が目安になり、取引先との親密度によりお祝い額が変わってきます。

メインの取引先なら、相場は2万円です。内容としては、現金よりも胡蝶蘭などのお花を贈ることが多くなります。

主流な贈り物である胡蝶蘭や観葉植物の相場について

オフィス移転する場合のお祝いと言えば、胡蝶蘭を思い浮かべる人が多いですが、胡蝶蘭は種類によって価格がさまざまです。胡蝶蘭の種類は、3本立ち、5本立ち、7本立ちの3種類がありますが、その中でも花の大きさや品質、花の多さで価格が違ってきます。

3本立ちだと相場が1万円から1.5万円、5本立ちで1.5万円から2万円、7本立ちで2.5万円から3万円になります。ほかにも観葉植物などが定番ですが、相応の額の物でないと大きさや見栄えが良くないので注意しましょう。

会社移転のお祝いで定番の品・喜ばれる贈り物は?

会社移転のお祝いで定番の品・喜ばれる贈り物は?

取引先が東京で賃貸オフィス移転をする場合、どのような贈り物をするのがふさわしいのでしょうか。

一般的に次のような贈り物が定番だとされています。

  • 胡蝶蘭
  • カタログギフト
  • 観葉植物
  • 現金
  • お菓子やお酒
  • 時計などの小物

中でも定番の贈り物が胡蝶蘭です。胡蝶蘭も取引先との親密度によって選ぶと良いでしょう。例えば、取引先が上得意様で、少し高くても相手が驚くような胡蝶蘭を送りたいと思うならば、7本立ちの青い胡蝶蘭などが適切です。胡蝶蘭に限らず、観葉植物なども良いでしょう。

胡蝶蘭や観葉植物等は、出入り口の見栄えなどにも関わるため、できればオフィス移転の当日に届いていることがおすすめです。

あまりに遅くなってしまうのであれば、お菓子などにしておくと無難です。

会社移転のお祝いにNGな贈り物は?

会社の移転時のお祝いにおいて、なるべく贈るのを避けた方がよい物品も存在します。例えば、「火事」を連想させる、赤い色の花、赤い色のオフィス用品、ライターやキャンドルなどの火に関連する物、赤い包装紙はタブーとして避ける習慣があります。

ただし、祝い色である「紅白」のラッピングなどは問題ありませんが、赤の割合が多いものは避けた方が無難でしょう。

まとめ

東京の企業間で取引がある場合、賃貸オフィスのオフィス移転は、相手とのコミュニケーションをより深く図れるチャンスだと考えましょう。この機会にしっかりとお祝いをして、良い印象を持ってもらうことは、今後の取引がスムーズに行われる可能性も秘めています。

逆に取引先からオフィス移転のお知らせが届いているのに忘れていたり、全く何もしなかったり、失礼になるような贈り物をしたりすると逆効果になることもあるので、気をつけましょう。お祝いを送る時期や贈り物の内容も重要です。

企業間の信頼にも繋がりますので、軽く考えず、しっかり対応をすることが会社の発展に繋がります。