オフィス環境を清潔できれいに保つのは重要です。仕事をする場所として掃除をしておけば、モチベーションも高められます。

しかし、オフィスは自宅とは異なる部分もあるので、コツを確認してしっかりと掃除しましょう。

オフィスを掃除する頻度は?

オフィス環境の掃除は、一定の頻度を決めてしまい、定期的にするのがポイントです。例えば毎日掃除をする、掃除をする曜日を決めるなどオフィス全体で統一ルールを作りましょう。業者などに依頼して1か月に1度など大掛かりな清掃を検討する方法もあります。

週に何回など短いスパンで掃除をする場合、作業内容を決めておくことがおすすめです。周囲のごみを集める・捨てるといった内容はもちろん、目につくところの拭き掃除など、負担が少ないところを中心にするといいでしょう。小さな範囲の掃除は15分などわずかな時間を活用すればできます。

作業内容が細かく時間がかかる、しかし頻繁に掃除をする必要はない、といった部分は少し頻度を落とすと、効率的に進められます。休みの前の日などにすると、曜日感覚を保つことにも繋がるのでおすすめです。

掃除をする頻度が少なくても問題ない箇所としては、エアコンの掃除や床のワックス掛けなどがあげられるでしょう。こうした作業は、簡単にはできません。かなり大掛かりな作業となるうえ、専門的な道具が必要になります。

ブラインドカーテンなども少し時間がかかるため、時間を作ることができる時を設定するのが確実です。

高頻度で掃除をしなくても問題のない場所は、大掃除などでまとめて行うことが良いでしょう。従業員で行うのが難しい場所に関しては、定期的に清掃業者へ依頼をしておくと清潔な空間が保てます。

東京の賃貸オフィスでも清掃業者へ相談することはできるので、まずは管理会社への相談から初めてみましょう。

オフィスの掃除方法を場所別に解説

オフィスの掃除方法を場所別に解説

オフィスの場所によっても適切な方法は異なります。いくつかの場所をピックアップして、確認してみましょう。

【カーペット・フローリング】

カーペットやフローリングは、掃除機やモップ掛けが必要です。できるだけ日常的に対処するべき部分で、食べ物や飲み物などをこぼしてしまった時は迅速にふき取りましょう。

カーペットの掃除には掃除機や重曹を利用します。重曹を使用する方法はスプレーとして使用するものです。手順としては、まずぬるま湯に適量の重曹を溶かし、作った液体をカーペット全体にスプレーしていきます。400ccの水に小さじ1杯ほどが適量とされています。次に、清掃用のドライシートなどでカーペットをふき取っていきます。

素材によっては色落ちしてしまう可能性もあるので、まずはできるだけ目立たないところで試してみるのがおすすめです。

賃貸オフィスなどの場合は、タイルカーペットが使用されていることも多いでしょう。この場合は簡単な掃除機掛けは日常的に行い、頑固な汚れは専門業者にお願いする方が手間になりません。

床がフローリングの場合、定期的なワックス掛けが必要です。従業員で対応できなくもないものの、賃貸オフィスの場合、ビル全体で専門業者へ依頼している可能性が高いと言えるでしょう。その場合は日常的な掃除機掛けや拭き掃除程度で済ませておいて問題ありません。

【デスク・チェア】

デスクやOA機器についたホコリは柔らかい布で拭き取るようにしましょう。濡れた布やウェットティッシュなどを使うと、汚れが広がったり変色したりする恐れがあります。汚れがひどい場合には、薄めた中性洗剤で拭き取ったあとに乾いた布で乾拭きするようにしましょう。

チェアの掃除は、素材(メッシュ・皮製・布製)に関わらず柔らかい布で乾拭きしましょう。乾拭きだけで汚れが落ちない場合は、デスクと同様に、薄めた中性洗剤で拭き取ったあとに乾拭きする方法を試してみてください。

【トイレ】

賃貸オフィスなどで共用部分になっている場合、管理会社がやってくれるところも少なくありません。専有部分内にトイレがあり従業員での対応が必要という場合、毎日するのが大切です。

便器清掃ようの洗剤やハンディモップ、壁床なども対応する場合はモップやクリーナーシート状などを用意しておくのがおすすめです。清掃道具も汚れが発生しやすいため、基本的には使い捨てにできるものでそろえておきましょう。

まずは便器内を洗剤とモップで掃除し、その後便座や蓋をシートで掃除していきます。床や壁などは、できれば便器の掃除が終わってから対応することがおすすめです。

できれば掃除担当はローテーションにしておきましょう。一人にかかる負担が少なくなり、他の箇所も含めた掃除への意識改革へ繋がります。

【パソコン】

パソコン周りは、毎日掃除するのが大切な場所です。汚れていないようで、日々手で触るため、かなりの汚れが溜まっています。静電気が発生するとゴミを吸着してしまうため、できれば静電気を除去できるブラシを使用すると便利です。

モニターも静電気によって汚れが溜まりやすいため、画面専用のクリーナーで拭き掃除をしましょう。

キーボードは接している部分が多く、皮脂汚れが目立つことがあります。油分を溶かす作用のあるエタノールで拭くだけでしっかり汚れが取れます。ただし、キーボードの文字が薄くなる可能性もあるので、注意しましょう。

【エアコン】

エアコンの掃除を怠ると、冷房や暖房の効きが悪くなったり、カビや悪臭の発生原因になったりするので定期的な掃除は欠かせません。

しかし、エアコンの内部構造は複雑なので、自分たちで掃除を行うと故障の原因になることもあります。したがって、エアコン掃除は業者に任せるのがおすすめです。

清潔なオフィスを保つコツ

清潔なオフィスを保つコツ

オフィスを清潔に保つことを目的とした、「5S」というスローガンをご存知でしょうか?

東京の賃貸オフィスなどでも、この内容をうまく活用すればオフィスを清潔に保つことができます。

オフィスを清潔に保つ「5S」とは?

5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、しつけのローマ字での頭文字をとっています。難しい内容ではなく、それぞれがわずかでも意識するだけで変わる努力目標です。

1.整理

必要なものと不要品を分別する。不要品はできるだけすぐに捨てるようにすると、物が溢れません。

2.整頓

使ったものを戻す。適切な場所で管理できるため、散らかりません。

3.清掃

不要なものを掃除しながら、全体を清潔にする。

4.清潔

整理整頓、そして清掃をした状態をキープする。

5.しつけ

従業員の意識付け。整理整頓、清掃をし、清潔な状態を維持できる週刊を身につけます。

5Sは少しずつでも改善していくオフィスの清潔さをキープするための行動指針です。

東京の賃貸オフィスでも、オフィス内が清潔に保てれば、それだけでもモチベーションに影響が出てくるでしょう。

まとめ

オフィスをきれいに保つためには、従業員一人ひとりの意識改革も必要です。自分が使う場所を清潔に維持していけば、業務の効率化にも影響を与えます。

日常的にやる部分と、年に1回大掃除などの時にする部分をしっかり区別し、清々しいオフィスで過ごせるよう、意識的な部分から改革していくと良いでしょう。