多くの時間を過ごす場所であるオフィスに、観葉植物のようなグリーンを導入するのは、環境を変化させる方法の一つです。自然を演出するだけではないメリットがあります。

オフィスにおすすめの観葉植物6つ

オフィスにおすすめの観葉植物4つ

賃貸オフィスに観葉植物を導入する場合には、手間がかかりにくいものを選ぶのが大切です。オフィスという環境からも、水やりなど回数が少ないほうが適しています。日当たりが少なくても問題がなく、室内光で済むようなものの方が場所を選ばず置くことができます。

また、空調の関係で乾燥に強いものが安心です。観葉植物は来客がきたときにも目につきやすいため、見栄えがするというのも大切になってきます。

1.パキラ

いろいろな観葉植物が東京でも手に入りますが、パキラは日陰にも強く、乾燥にも耐えられるところがオフィスに向いています。新芽が出やすいため、折れたりしても長く楽しめるのが特徴です。

東京でも冬場には気温が低くなりますが、室内であれば比較的寒さにも耐えられるため選ばれてきました。

2.モンステラ

モンステラはサトイモの一種で、ハート形の美しい葉が目を引きます。直射日光が苦手なため、オフィスにはぴったりでしょう。もともと薄暗いところで育つため、乾燥にも比較的強さを持つ植物です。

3.ポトス

初心者に向いているのがポトスです。品種がとても多くいろいろなタイプを見かけますが、手に入りやすいため、斑入りのものやライムグリーンなど変化がつけられます。品種改良されたものも多く、育てやすいのが特徴です。

4.シュガーパイン

小さな葉がかわいいシュガーバインは、とてもコンパクトにまとめられます。耐寒性を持っており、日陰でも乾燥にも強いのはオフィス向きです。空気を洗浄するともいわれており、オフィスのデスク上に置いたりするのもいいでしょう。

5.ドラセナマッサンゲアナ

一般的には、ドラセナマッサンゲアナは「幸福の木」として知られています。特徴としては、濃い緑色とライムグリーンの葉っぱのコントラストが美しく、人気のある観葉植物です。新築祝いや移転祝いの贈り物としても喜ばれているので、オフィス向きといえるでしょう。

6.サンスベリア

サンスベリアは、乾燥に強く、少し水をあげ忘れることがあっても大丈夫な、生命力が強い観葉植物として知られています。さらには、マイナスイオン放出や空気清浄力が高いため、オフィスに設置することでオフィス環境が快適にすることもできます。

オフィスに観葉植物を置く効果やメリット

オフィスに観葉植物を置く効果やメリット

オフィスに観葉植物を導入すると、空間は鮮やかに変化していきます。自然な雰囲気を感じられるのは、植物によって空気が浄化され、湿度が調節されるからです。

森林浴という言葉がありますが、植物は日中二酸化炭素を吸収し、酸素を吐きだしてくれ、自然に近い環境を作ってくれるのです。

人間にはインナーネイチャーと呼ばれる自然の景色が記憶に残っています。このインナーネイチャーがオフィスのグリーンと結びつき、精神的に癒してくれるため、心身ともにすっきりとした気分になり、作業に集中させてくれるというのも、植物を置く大きなメリットです。

リラックスした気持ちになるのは、観葉植物などのグリーンを見ていると、アルファ波が出るためです。同時に目の疲れを癒してくれ、精神的な疲労を軽減することから、都会の賃貸オフィスにはぴったりでしょう。

特に東京のように自然の少ない環境の中で、オフィスに戻ってきたときに植物があれば、それだけでほっとします。

イギリスの大学の調査でも表れていますが、オフィスに観葉植物を置くと、生産性が上がるとされているのも注目すべきポイントです。緑というカラーに大脳皮質を活性化する働きがあるため、生産性向上に寄与すると考えられています。

オフィスに観葉植物を置く注意点やデメリット

東京などの賃貸オフィスでも植物を置くことにはメリットがありますが、あまりにいろいろと広げ過ぎると、それだけの手間も必要になります。

メンテナンスに手がかかれば、それだけ業務にかかる時間を割かなければいけません。かえって効率を落としてしまうので、条件の中から適合するものを選ぶといいでしょう。

どこに置くのかも考えなければいけないのは、植物は生き物だからです。適した環境があるため、自分たちが望むというだけではなく、枯れたりしないような場所選びが必要になります。また、大きさによって、適した場所を確保する必要があります。

予算も大切で、非常に高額なものもあり、デリケートで手間がかかる種類もあります。数を多くしようと思えば、かなりの金額に膨れ上がります。購入したあとも手間や費用がかかることを考えて、予算には余裕を持たせるのがポイントです。

植物だから水をあげればいいというわけではなく、根腐れの心配や植え替えが必要になるのも忘れてはいけません。時期に合わせて栄養を与え、葉っぱが落ちるということも考えておきましょう。生きている植物だからこそ、古くなった葉が落ちて新陳代謝が進むのです。落ちにくい種類もあるため、環境に合わせて検討してみるといいでしょう。

置く場所によって日当たりも大切で、環境に合わせて種類を選ばなければいけません。室内光でも心配がない種類なら、管理の手間はかなり軽減できます。

中には、東京の冬の寒さでも耐えられないような種類もあるため注意が必要です。

まとめ

オフィスに植物があると、さまざまな効果を期待できます。なによりも植物は生き物のため、しっかりと面倒を見てあげなければいけません。

よい環境を保つためにはそれだけの手間も必要となりますが、そこまで考えても、多くのメリットがあるため、検討してみるといいでしょう。