京橋は東京の中でも中心の地域に属しており、繁華街であるものの治安は良く、落ち着いた雰囲気を持っています。
渋谷駅や浅草駅にも電車で気軽に行けるため、何かと便利な場所となっており、多くの企業の拠点にもなっている地域です。
今回はそんな京橋の特徴や歴史、交通アクセスについて詳しく紹介します。

京橋の特徴とは?

東京駅にも比較的近いことから、京橋についてはなんとなく知っているものの、歴史や特徴まではわからない方もいるかもしれません。
ここからは京橋の特徴について、詳しくご紹介していきます。

人通りが多いオフィス街

人通りが多いオフィス街

京橋は東京の中心に近い場所で新橋駅なども近く、オフィス街が多いです。
そのため、夜でもある程度の人通りがあります。
交通の便も良いため、オフィスに通うサラリーマンにとっても利便性が高いのが特徴です。
しかし、ビジネスパーソンが行き交うオフィス街でありつつ、最近ではショッピングや観光地としても有名です。
ビルだけでなく商業施設も充実しているため、休日に遊びに来ても十分に楽しめます。
中でも、東京スクエアガーデンは駅から直通になっているため、休日のショッピングなどに便利です。

京橋駅周辺にはおいしい飲食店が多い

京橋駅周辺は、オフィスで働く人がランチを楽しめるように、実にさまざまな飲食店がそろっています。
ラーメン屋やおしゃれなレストランだけでなく、夜に楽しめる居酒屋やバーなども充実しています。
リーズナブルなチェーン店もありますし、日本料理や中華料理、イタリア料理など、さまざまな国の味覚が楽しめるでしょう。

ビジネスホテルが多い

京橋は、オフィスが多くビジネスパーソンが行き交う地域であるため、ビジネスホテルも増えています。
出張で使われるだけでなく、最近では観光で来る外国人向けのホテルなどが増加している点も特徴的です。
通常のビジネスホテルよりも、さらにクオリティーをアップさせたタワービジネスホテルもオープンしています。

ブリヂストン美術館が人気

京橋へ来る観光客のお目当ては、ブリヂストン美術館だという方も多いです。
本格的な美術館で、西洋美術から日本近代洋画までそろっています。
ほかにも無料で楽しめる警察博物館も人気で、今までに起きた犯罪や事故の記録を見られるのが魅力です。

コンビニエンスストアやドラッグストアも多い

京橋は、東京の中心部分でもあるためお店も多く、急に必要なものが生じた時も困りません。
京橋駅周辺には、ローソンやセブンイレブンなど、さまざまなコンビニエンスストアがあります。
ドラッグストアは、ウエルシアが近くにあるので、仕事帰りなどに日用品を買ってから帰宅できます。

京橋の歴史について

京橋には、実にさまざまな歴史があります。
ここからは、どのような歴史変遷があったのかをご紹介します。

江戸時代ごろ

東京の中心に近い京橋は、近隣の地域と共にお店が並んでおり、主に青物市場が開かれていました。
そこから、生活をしていくために参勤交代をしている藩士たちが商売を始め、どんどんと増えていきました。
全国各地からさまざまな商人が集まるようになり、京橋や日本橋のあたりは徐々に繁華街として発展していきます。
物資を運ぶために、京橋川や日本橋川が設けられ、河岸も同時に増えていきました。
江戸時代に使われていた橋は木造で、擬宝珠の飾りも使われていました。
商人だけでなく、竹を扱う職人などの力を借りながら、竹河岸が造られていきます。

明治時代

明治7年ごろには、現在港区にある金杉橋の間にガス灯ができ、明治8年ごろには橋もリニューアルされ、石造りのアーチ橋となりました。
明治9年になると京橋から新橋にかけて銀座のレンガ街が完成し、落ち着いたモダンな街へと成長していきます。
明治11年には京橋区となり、街並みとしての京橋が広く知られるようになりました。
徐々に人が増えていき、交通量も多くなったことをきっかけに、明治34年ごろにはさらに安心して渡れる鉄橋にかけ替えられました。

大正時代

大正時代になると、京橋地区のランドマークにもなった第一相互館ができます。
しかし、大正12年に関東大震災が起きてしまい、京橋も甚大な被害を受けました。
とくに落ち着きのあるモダン街としての象徴だった銀座レンガ街は、大きく被害を受けて瓦解しまいます。

昭和時代

昭和時代

昭和に入ると、今も多くの人に利用されている「銀座線京橋駅」が開業します。
昭和22年になると、独立していた京橋区は隣の日本橋区と合併し、現在の中央区になります。
江戸時代から使われていた京橋は、川が埋め立てられるのをきっかけに撤去されてしまいました。
記念碑だけは残されていて、今でも京橋があった場所を見ることができます。
昭和53年になると、隣の地域である宝町も加わるようになり、周囲の一帯を指して京橋と呼ぶようになりました。

京橋の交通アクセスについて

京橋には東京メトロ銀座線の京橋駅があり、「明治屋前」という副名称でも親しまれています。
オフィス街への交通の便も良く、新橋駅までは約3分で到着し、乗り換えも必要ないため非常に便利です。
買い物や遊びに行く時にも便利で、そのまま京橋駅から電車に17分乗れば渋谷駅にも着きますが、銀座駅などのターミナルに比べると乗り降りする人数も少ないため使いやすいでしょう。

京橋駅は銀座線のみが通っている

東京の駅によっては路線が3つ以上あるような場所もありますが、京橋の場合は銀座線しかありません。
東京メトロ銀座線以外の駅まで行きたい時には、近くの駅で降りて乗り換えなくてはなりません。
サラリーマンも多く使うため、通勤ラッシュの時間帯は頻繁に電車が走っています。
ラッシュ時は2分間隔で運行しているため、タイミングが悪く乗れなくても、次を待っていればすぐに来ます。
ラッシュ時ではなくても、3分間隔で運行しているので便利です。

徒歩圏内に宝町駅もある

京橋には、京橋駅のほかに都営地下鉄浅草線が乗り入れている宝町駅もあります。
羽田空港駅に乗り換えなしで行けるため、旅行や出張の際には非常に便利です。
京橋駅から宝町駅までは、歩いて2分程度で着くので、空港に行きたい時には少し歩いて宝町駅を利用しましょう。

京橋のオフィス賃料相場

利便性の高い街ですので、京橋でオフィスを構えたいと考える方も多いかもしれません。
ここからは、京橋のオフィス賃料相場についてご紹介していきます。
どのくらいの坪数を借りるかで、1坪の相場も変わってきます。
おおよその目安は20~30坪で24,900円程度、30~50坪で26,400円程度です。
さらに50~100坪となると、26,600円ほどになります。
近隣と比較すると、銀座駅や新橋駅よりは少し相場が高くなりますが、日本橋駅よりはリーズナブルに借りることが可能です。

まとめ

京橋は東京の中心地のひとつとして数えられており、利便性が高いオフィス街でもあります。
また飲食店やショッピング施設、美術館などが充実しているため、観光客からも人気の場所です。
何かあってもお店選びに困らないため利便性が高く、「新しくオフィスを構えたい」「中心地に移転したい」と考えている企業からも人気があります。
交通利便性の面でも京橋駅と宝町駅の2駅が利用でき、アクセスに困る場面も少ないでしょう。

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